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ペルー

温情

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ナスカから首都リマへ行くための夜行バスは夜中の2時頃発というとんでもないものだったが、観光の疲れと眠気と闘いながら真夜中にせっかくとった宿をチェックアウトし、バス乗り場まで向かった。バス会社の人が道路の真ん中で一緒にバスを待ってくれたうえに、一番高価い席が空いてるからそこに座っちゃえよと促してくれた(買ったのはもっと安い席)。高価い席はリクライニングがほぼ180度になりとても寝やすいので寝て起きたらもうリマに着いていた。良い人多いなあと感じた。
リマはふつうの大都市なので特に面白くはなかった。簡単に土産を買ったりちょっと高級めのレストランで食事をする程度だった。リマで撮った写真は全然無いので、マチュピチュの写真で代用。最後に、全然英語の通じないじいさんのタクシーで筆談して相場の半額で空港まで行けたっていうのが印象深い。そんな小さいことのほうが案外嬉しいんだよね。

…ペルー編はこんなところで終わり。想像よりも安定、安心して回れる国という感想だ。特にツアーで行けばマチュピチュは難なく老人になっても行けるだろうと。ともかく人に対して良い印象が強いので、好きな国になりました。

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遺産

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ナスカの街に着いてバスから降りると、旅行業者みたいのが寄ってきたのでセオリーどおり無視して宿さがしをした。しかしアテにした宿が満員だと言ったので(そんなわけないので多分そいつがスペイン語で口裏を合わせたのだろうが)、そいつにいい宿はあるのかと聞くと、『歩き方』に載っている宿が相場より安く泊まれるというので結局その案内に乗ることにした。
更に当然だが地上絵などの観光ツアーの提案もあるわけで、せっかくなので申し込むことにした。この宿代は言わば撒き餌なのだが、それでもいい。基本的にインドなどでは絶対にこういう旅行代理店に乗ってはいけないのだが、結論から言うとほぼ相場通りだったし、夫婦で案内してくれたりして如何にもベンチャー的ではあったがいい奴だった。英語ガイドがつくというので誰かと思えばその代理店の男本人だったし。そうして幾つかの観光地と地上絵、更にセスナからの地上絵観光という定番コースを一応強行軍で達成することができた。更に首都リマへのバスも手配してもらい、まあ総合的に言えば彼に任せてよかったというところだ。日本に帰ったら自分の宣伝をしてくれと頼まれたが、それは止めておこう。(個人的に気になる方がいたら連絡ください)
ナスカの地上絵があるあたりは本当に荒野で、下手に車に乗せないとか脅されたらやばい場所だ。ただそういう危険は実際ペルーの場合あまり無いのだろう。

その日は宿に帰って、そのまま寝ずに夜行バスに乗ってリマまで行くことにした。日本人の人がいたので何時間か話をした。この日は3月の12か13日あたりだったと思うが、日本の地震の影響で、この前日は太平洋側の道路が通行止めになったとその人は言っていた。ぼくのバスへの影響はなさそうだったが、テレビでは日本のニュースばかり流れていた。

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荒野

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ウロス島観光からプーノの街に戻り、宿であらかじめ手配を依頼しておいた長距離バスまで案内してもらって、そのまま約15時間。ほとんどヘロヘロになって翌日の朝着いたのはナスカ。地上絵であまりにも有名な観光地だ。

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略奪

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ウロス島に住むおみやげ屋の子ども。この浮島に子猫がぽつんといたのだが、親猫も見当たらずふらふらしていて観光客に踏まれないか不安だったので、近くにいた彼に渡してあげた。同じ島民だから馴染みだろうと思ったからだ。そしてかわいいので写真を何枚か撮っていたら、いつのまにか自分の後ろに同じように彼の写真を撮る観光客があふれていた。そしてそのとき、一人のヨーロッパ人のオバチャンが突如この子から子猫を奪い取って、子猫と記念写真を撮っていた。ペルーに来てからホテルの暇な時間にペルーの歴史を学んでいたりした(普段の生活でいちいちそんなことはしないので、これも旅ならではの行為だと思っている)ので、こういう気質は歴史的に脈々としてるものなのかなあ、ととても複雑な気持ちになった。

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浮島

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

チチカカ湖にはウロス島という浮島に住んでいる人たちがいて、観光ルートになっている。浮島は水草のようなものでできていて、この草は家や船、はては食料にもなるという。確かに島の地面にあたる部分はすべてこの草で、なんとなくふわふわしている。
しかし自分たちの生活自体が観光化している人たちは、どこかあざとい。まあ仕方ないけど。

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