略奪

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ウロス島に住むおみやげ屋の子ども。この浮島に子猫がぽつんといたのだが、親猫も見当たらずふらふらしていて観光客に踏まれないか不安だったので、近くにいた彼に渡してあげた。同じ島民だから馴染みだろうと思ったからだ。そしてかわいいので写真を何枚か撮っていたら、いつのまにか自分の後ろに同じように彼の写真を撮る観光客があふれていた。そしてそのとき、一人のヨーロッパ人のオバチャンが突如この子から子猫を奪い取って、子猫と記念写真を撮っていた。ペルーに来てからホテルの暇な時間にペルーの歴史を学んでいたりした(普段の生活でいちいちそんなことはしないので、これも旅ならではの行為だと思っている)ので、こういう気質は歴史的に脈々としてるものなのかなあ、ととても複雑な気持ちになった。

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浮島

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

チチカカ湖にはウロス島という浮島に住んでいる人たちがいて、観光ルートになっている。浮島は水草のようなものでできていて、この草は家や船、はては食料にもなるという。確かに島の地面にあたる部分はすべてこの草で、なんとなくふわふわしている。
しかし自分たちの生活自体が観光化している人たちは、どこかあざとい。まあ仕方ないけど。

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一報

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

観光ツアー兼移動のバスでプーノの街に着いたあと、同行していた学生さんたちと夕食を共にし、最後に名刺を渡して別れた。彼らはチチカカ湖を渡りそのままボリビアのウユニ塩湖に行くということだった。ぼくはもともとペルーinペルーoutだったためそこまでついていくことはできなかったが、自分のリサーチ不足を恨んだ(もともとペルー行きチケットを買ったのも出発の一週間前だったし)。

翌日のチチカカ湖ツアーに申し込み、準備万端で眠った。が、珍しく夜中に目が覚めた。旅行中はかなり無理めな日程を組むため、通常疲れきっていて眠りが深い。それに睡眠時間自体も短くなりがちなので、途中で目が覚めるということはいつもあまりないのだが、この日はトイレに起きて、何の気なしにiPhoneを見てみた(そのためになるべくWi-Fiの入る宿を選んでいる)。するとTwitterのタイムラインが騒然としていた。このとき、日本ではちょうど3月11日の夕方頃だった。ただ事ではないレベルの出来事をぼくは外野として見るしかなかった。そして、今自分にできることは、きちんとまずは旅行を楽しむことと判断し、気になりつつも眠りについた。

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