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Leica M5

一報

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

観光ツアー兼移動のバスでプーノの街に着いたあと、同行していた学生さんたちと夕食を共にし、最後に名刺を渡して別れた。彼らはチチカカ湖を渡りそのままボリビアのウユニ塩湖に行くということだった。ぼくはもともとペルーinペルーoutだったためそこまでついていくことはできなかったが、自分のリサーチ不足を恨んだ(もともとペルー行きチケットを買ったのも出発の一週間前だったし)。

翌日のチチカカ湖ツアーに申し込み、準備万端で眠った。が、珍しく夜中に目が覚めた。旅行中はかなり無理めな日程を組むため、通常疲れきっていて眠りが深い。それに睡眠時間自体も短くなりがちなので、途中で目が覚めるということはいつもあまりないのだが、この日はトイレに起きて、何の気なしにiPhoneを見てみた(そのためになるべくWi-Fiの入る宿を選んでいる)。するとTwitterのタイムラインが騒然としていた。このとき、日本ではちょうど3月11日の夕方頃だった。ただ事ではないレベルの出来事をぼくは外野として見るしかなかった。そして、今自分にできることは、きちんとまずは旅行を楽しむことと判断し、気になりつつも眠りについた。

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高原

Leica M5 / Elmar 3.5cm F3.5 (HP5 PLUS)

クスコからチチカカ湖ほとりの街プーノへは移動と観光を兼ねたバスで向かうにあたり、前日に知り合った学生さんたちと同行する。この日はそういうバスツアー的な感じなので何も考えず停車した観光スポットを見たりメシを食べたりするだけなので、気楽だ。
この旅程、本当は鉄道も走っているのだが、時間がかかり値段が数倍したのでバスにした。そもそもペルーは鉄道があまり発達しておらず殆ど観光目的なので生活感がないのだ。
ところでこの道中で最高の標高は4335mにもなり、観光ポイントとして少々の停車がある。登山でも趣味にしてない普通の日本人にとっては通常未知の高度だ。それとともに、薬のおかげもあるだろうが、まあ高いってほど高さを感じないよう、慣れてしまっている自分もまたすごいなあと思う(流石に空気は薄いが)。そんなわけでちょうど並走するかたちになっていたペルーレイルの列車を。

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心柄

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

ところで、この辺で旅をした中で受けた個人的なペルー人の印象について少し触れる。
基本的に体格的にはほとんどの人が背が低く、自分と大体同じくらいな目線だったので威圧感は全然ない。もちろん横幅が広かったり腕が太いようなひともしばしば見かけたが、背丈だけで言えばむしろ日本人のほうが上かもしれない。そういう意味ではあまり暴力的犯罪の怖さは感じなかった。
大体が強烈なインパクトを受けたインドとの比較になるが、まず物売りの値段交渉やレストランや各種サービスのボッタクリなどは殆ど心配いらない。常識的な範囲で交渉すればいいだけで、かなり控えめである。客引きも断るとあっさり引き下がる。インドでは市価の数十倍の値段とか平気でふっかけるし、人が川を見るためのボートを降りたの見てその直後にボートに乗らないかと延々と付いてくるくらいしつこい客引きばかりだが、そういうのはほぼ無い。
性格も、いわゆるラテンのノリとでもいうのか、基本的にはフレンドリーだ。高い年齢の人はあまり愛想が良くない人もいるが、むしろ言葉の壁を感じての引け目だったりするようで、こちらがメチャクチャなスペイン語で話しかけると笑ってくれたりする。ちょっと困ったことがあったりすると助けてくれたりもするし、ぼくは例の3.11のときこの旅行中でペルーにいたので、日本を心配するようなことを言ってくれる人もいた。
英語のできは、日本人のそれとほぼ同等なイメージだ。つまり英語が苦手な人は、むしろ英語圏の国の旅行より気楽かもしれない。ただ本気でワンツースリーから通じない人もいるので辞書や単語集は必須だ。ぼくは『歩き方』とiPhoneアプリでしのいだ。
総合すると、結構日本人、少なくともぼくとは相性が良い気がする。ペルー人にはほぼ良い印象しかない。ペルーで乗ったあるタクシーの運転手が、カタコトの日本語で「ワタシ、ミヨシニイタコトアリマス」と言ってきた。ミヨシで思いつくのはぼくの中では広島の三次しかなく、広島?と聞いたら当たった。彼はとても良い国だ、と言っていた。結局個人が受ける国の印象なんてネットのアレな情報とかは置いておいて、直接個人対個人で決まるものといっても過言ではない。前々から心がけているけど、日本にいる外国人には親切にしておくものだと改めて思った次第。

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同道

Leica M5 / Elmar 3.5cm F3.5 (HP5 PLUS)

マチュピチュ遺跡を出たら、もう数時間後にはクスコに戻る列車に乗っていた。
クスコに着いたらちょっと街中から離れていたのでどうしてもタクシーを拾わなければいけない状況なのだが、お金が勿体ないので日本人っぽい人たち3人組に声をかけて相乗りさせてもらった。
ちょっと話をしたらとても感じの良い学生さんたちだったので、宿探しも面倒だったのでそのまま同じ宿に行って空き部屋があったので泊まり、高山病気味ということだったので薬をわけてあげたり、一緒に食事をしたりした。日本で最も頭の良い人たちが行く大学の学生はあまり自分から大学名を言わないのでその辺は察しておくに留めたが、全ての旅程の宿を既にとっているあたりはさすが、などと言ったところ、宿探しには英語でググればいい宿沢山見つかりますよ、との答えで、そんな発想がそもそも無かったので(『歩き方』に載ってる宿は少し良くなくなったりしてるので、ぼくはせいぜい近隣の宿をカンで当たる程度)少し恥ずかしかった。
クスコの次は南下してチチカカ湖を目指すことにしていたのでその話をすると、彼らはボリビアに行くためにそちらのほうに向かうということで、しばしの間、旅をともにすることになった。彼らからみたらぼくはNPC、ドラクエIVの宿屋のホフマンくらいの位置づけだ。

写真は列車の窓から見えた風景。山奥のトレッキングコースの入り口あたりにある売店。写ってはいないが、なぜかギターを抱えた日本人の若者がいた。かっこいいな。

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再見

Leica M5 / Elmar 5cm F3.5 (HP5 PLUS)

マチュピチュのように遠路はるばるやってきたところに、一生でもう一度来ることあるのかなあ、とかふと思ったりする。

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